« ってゆっか | Main | オンライン・ビジュアルコミュニケーションのいろいろ »

2005.06.23

高校の「情報」の授業

縁あって、高校の「情報」の教育実習生の授業を、立て続けに3本見た。
1年間私の教科教育法講義につきあってくれ学生たちは、もがきながら、ガッツで頑張ってくれていた。教師冥利。

その一つが、「プライバシー」を切り口に「情報発信における責任」のことを説明しようと試みた授業。
たしかに、難しい。Eコマースの場面などで「購入者の情報」を送って良いか判断しよう、などの場面を設定していた。


が、しかし。
その教室の白板の右手には

 「掲示板 書き込み 禁止」

の掲示。これが、高校現場がもがき苦しむ現実。


この国は、ここぞという場面で諸問題を「学校のせい」にする。
現場は、もう嫌と言うほど痛い目にあった。だから、教材としてとりあげて教えたくても

 「掲示板 書き込み 禁止」

である。臭い物には蓋。


「プライバシー」を、社会や産業の切り口で示したって、なかなか子どもたちは理解に達しない。というか、たぶん腑に落ちない。
やはり、blogや板の上で「わたしが暴かれる」といった「痛い」場面を目にして、「キミならどうする?」と、ぐさっと刺すような問いかけをするのが、まだまだ「けもの」である子どもへのメッセージングとしては、有用なのではないか。

子どもたちを校内Chatに連れ出していろいろしゃべらせる中で、先生がサラッと悪口カキコして子どもを揺さぶってみる、という小学校高学年向けの実践を、以前見たことがある。
いまの教育現場なら「荒療治」の域だろう。
でも、もう子どもは突っ走っている。 netknapping やネズミ講、麻薬の魔の手など、本気で怖いトコに足をつっこまないようにする仕掛けが、要る。

|

« ってゆっか | Main | オンライン・ビジュアルコミュニケーションのいろいろ »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 高校の「情報」の授業:

« ってゆっか | Main | オンライン・ビジュアルコミュニケーションのいろいろ »