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2005.12.14

たび日記 2005/12/13

帰国日。あまり飛行機にも悩まされなかった。

しかしインド人のイメージが変わった。同僚もそういっている。
なんで、日本や諸外国でみるインド人は、あんなにとげとげしいのだろう。
世界をまたにかけて競争を闘っていると、ああなっちゃうのかな。

しかし、今回は「同業他社」と一緒に動き回ったわけだが、出会った人たちの一人ひとりのポテンシャルがものすごかった。
楽しいとかいうだけではない。
器用、気が利く、優しい、アイディアに溢れている、よく聞き、よく話す。そして、笑顔がいい。


同行した同僚と「自分たちの同僚で例えると、どんな感じかなあ」と、話し合った。

オーストラリアのLishは、元気印のKさんとどこまでも気が利くKさん、そして明るい笑顔と笑い声の出し方がそっくりなSさんの3人を足した感じ。
ロンドンのClaireは、ジッと相手を見つめたときの笑顔が似ているKさんと、そっとなんでもサポートしてくれて心強いNさんの2人を足した感じ。
グラスゴーのDr.Kenは、同じ大学人である私に、物理屋+技術者としての誇りが高いSさん、寡黙そうに見えて、つつくと泉が湧くような感じのMさんの3人を足した感じ、かと。

どうも、1人じゃ例えきれない。
私たちは、私たちに与えられた職場なりに、能力を発揮している(発揮しようとしている)のだと思うのだけれども、やはり感じたのは、まだまだプロ意識が弱すぎるということ。
今回、私たちも2人で仕事に出たわけだけれども、彼らはみな、1組織1人で、ちゃんと仕事をこなした。このことが物語る意味は、重要だ。

自分は私立大学の教員であるが、結局私大の人件費なんて補助金漬けだし、研究経費は文科省の競争的経費を採って助けていただいている。本当に、国、そして納税者の皆さまに食わせてもらっているようなものである。
そういう人間が果たすべきアウトカムは、相当に高くないと「どろぼう」だろう。そういう気持ちがした。
それと同時に、いったんこういう業界でいろいろな経験をさせていただいたわけで、研究者として、これを必ず業界に還す仕事を果たさないといけないと、強く思った。
研究は「10年1テーマ」、というのは自分の博論指導教官の弁だが、これまでの自分のこの業界での履歴が4〜5年なので、あと数年、みなが期待してくれる「知恵袋」になって、仕事をしたい。
請われてこの業界で仕事ができる大学人になりたい。ほんとに、そう感じた。


ところで、実践的研究者としてのわたしを、インドや諸外国の参加者はみな、どう思ったのだろう。
小難しいことを言う人だ、と思われていれば、たぶん失敗。

あと、自分の場合、どうしても英語が壁だった気がする。
まあ自分は、それなりに学術的なことは知っているかもしれないが、物理の事象を、的確な単語を用いてていねいに話す力は、まったくなかった。同僚はその点を十二分にサポートしてくれた。
自分の所属の大学は、初秋から初夏に掛けて1年間来日した外国人向けに英語だけで行う「留学生別科」というコースがある。そこでのコースを持ってみるのはどうか、という話が、すこし、ある。
が、とりあえずいまの状況では、語学的にも、内容的にも、まったく務まらないなあという気持ちが、すごく重くたまってしまった。


今日の歩数:6100歩

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