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2006.03.17

特定のソフトウェアを「使うな」と言及すること

官房長官談話で特定のソフトウェア名に言及して「使うな」とは、なんと思い切ったことを。
「現状では安全に使えるソフトではないので使用は控えるべき」と記者が発言するNHKの報道番組も。

ここまで特定のソフトウェアを「使うな」と言及することは、一見親切そうにみえて、実は相当に覚悟を伴うことでもあるはずだと、私には思える。麻薬のような「存在それ自体が危険」なものではなく、ソフトウェアは「創作物」であって、利用者(の、多くは下心や不行き届きぶり)にもっぱら問題は所在しているから、というのが、私がこう考える理由。
が、表だった非難がそれに向けられていないところを見ると、こう思うのは少数のようだ。開発者が起訴されていることへの非難が少数であることから考えても、さしずめ「さもありなん」というところか。
でもやっぱり、わたしはこの傾向への真偽を問いたいところだ。

「オフィスコンピュータ(オフコン)」が「パーソナルコンピュータ(パソコン)」に取って代わられたとき、その管理責任者も「オフィス」から「パーソン」に移行した…。私はそう思っている。「使ってはいけません」を声高にするのは、校則を設ける学校の発想と同じ。対策や問題の所在を教育することのほうが、むしろ求められるのでは。
一見親切そうな「保護」をすることで、「他者の創作物に敬意と尊重を示す」ことの欠如の放置や、「自身のPCは世界と繋がっている」という感覚の醸成の遅滞化など、問題の根源にあることの放置を、してしまってはいないのか。

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Comments

・・・御意。我が家で購読している新聞各社(日本を代表する中央紙2社)にも同様な記述あり。「日本人の文化」であると落胆すると共に、「自分はそんな日本の中で何ができるのか」を考える今日この頃。

Posted by: はげ | 2006.03.17 at 09:26

http://www.symantec.com/region/jp/winny/

「悪意のあるソフトウェアであるとは考えておりません。」
「しかし、…悪意のあるソフトウェアに利用されやすく、ネットワーク上で使用する際、十分な注意と対策が必要となります。」

これは、相当正しい"言葉遣い"な気がする。

Posted by: mike | 2006.03.25 at 14:00

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