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2006.08.11

おとなの自己研鑽

最近自分は、先生向けの研修プログラムのデザインという活動に携わった。
そんななかで、日本の先生はものすごく優れているのに、実は自己研鑽のための自由度があまりに抑えつけられていて自分を伸ばせないでいるだけなのではないか?と、そう信じたくなってきた。

とにかくこの国は、少数の企業体を除いて、「自己研鑽」とかいっておいて、その方法から費用まですべてを「自己」に押しつけ、それを「自己研鑽」と考えている。企業内でなにかやると思ったら意味不明な集合教育の講演会拝聴…とか。
研修制度をどっかんどっかん提供して「研修や受けたり特筆すべき実践をなしたりして自分のスキルアップを果たしたら給料アップ(=受けない人はそのまんま)」という国(米国等)とは、「それもやりすぎかもー」と一線を画す必要もあるのかもしれないが、しかしそれにしても、本当に発想が違う。
この国の方針は「機会均等」にならず、やはり「結果均衡」を志向してしまっている。

おとなが研鑽を積まない学校で、子どもが研鑽を積むはずが無かろう。

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CNN.com Student News と

CNN.com - Education

CNN Webcast でも見られる、週刊 Student News というのがあるが、

NHK週刊こどもニュース

とは、つくりは相当違う。

CNNは、基本的に番組は「大人仕様」。用いる言葉遣いがそれなりに平易になって、ゆっくり"気味"に話したり、"Fast Facts" と題したその週の話題に関連したファクトシートのコーナーがあったり、という程度の違い。テンポよく、数分で取り上げた1つのテーマについて掘り下げてゆく。親子"役"の出演者が出てきて「こんにちはぁ~」なんて、やらない。

さらに違うのが、サイト内に「学習活動プラン」と題する、プロジェクト型学習の実践案が載っていること。

Procedure(内容・進め方)
Correlated Standards(内容に関連するカリキュラム項目)
Keywords(キーワード)

がリストアップしてある。
番組をきっかけにして(というか、してもよい、というレベルか)、総合的な学習(調べて・まとめて・伝える)の活動を進められる「手立て」が用意してあるのだ。
番組が大人仕様だから、プランも、ある程度本気モード。たとえば
北朝鮮の核問題をめぐる緊張について学習しよう
(すげー…)。


プロジェクト学習が学び方の基本のひとつとして大変定着している国ならではの、テレビ局のにくい配慮…なんて思いがちだが、そろそろこういう形態の番組を日本でも提供してもよいのではないか。

理数系なら、どこが作るべきか…。

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2006.08.08

情報検索を学習場面で扱うことの学生なりの理解は

学生に「情報教育」に関連して論述のテスト問題を出して、出した側が改めて悩んだ。

ある解答文から引用。

たとえば情報検索を実習で取り扱う。生徒の自己判断で理解・解決してしまった問題の答えは必ずしも合っているわけではない、子どもが正しい答えを導き出すためには、(情報源や発信者に留意する必要がある)、云々。

…『合っている』『正しい答え』って、なんだろう。

情報教育は悩ましくて、合ってる・合ってないとは違う軸で、情報のことを考えられる(意識する)子どもの育成を目指している。私はその「発想の基盤」を、半期かけて学生と享有しようと試みたが、やっぱりテストを見ると、その試みの難しさを感じる。

『正しい答え』って、なんだろう。

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