« そもそも磁界って? | Main | BootCampでVistaインストール時の「VistaCD複数枚問題」 »
「赤ちゃんポスト」運用初日、男児が預けられる
このしくみに限らず、新しいことはほんとうに「最初が肝心」。 預けた人がどんな事情だったのかはあずかりしらないが、
3~4歳は「赤ちゃん」とはいいがたい。 それは児童相談所だろう、と、言いたい。
そういう意味で、このしくみの「使い方」の「勘違い」がなされてゆかないか、怖い。
Posted by mike_fujitani at 11:01 in 日記・コラム・つぶやき | Permalink Tweet
小生、一シングルファーザーですが、父子家庭に対する国の援助は母子家庭に比較すると大変貧弱なのが現状です。国からは基本ほったらかしにされています。 小生はまだ幸いポストの利用を考えたことはないですが、ポストに入れた父の気持ち、「かくれんぼをしよう」と言われて入った子供の気持ちを考えるとなんとも言えない気持ちになります。
Posted by: nakano | 2007.05.24 16:53
私にとって一番身近な父子家庭の父さんからコメントいただきました…、ってことで。
この子、もともとの「ゆりかご」の趣旨に合致する、(オトナ理屈でいう)望まれない生まれ方をした子どもだったとすると、預けた父親にしてみれば、ようやく待ちに待った…なのだと思います。 また、この話を聞いた瞬間、私は「この子、これまで無戸籍児で過ごしてきたのでは?」と、ピンと思いました。「300日問題」に見られる制度的産物の無戸籍児とは違う意味の、無戸籍児。そこに思いを馳せるとき、これまでのこの子を巡る状況は、人権論的には、まさに「ゆりかご」がターゲットとすると言えるかと。
が。だが。 その辺の事情がわからんちんな人々にとっては、起きてしまった事実、すなわち「3~4歳の子が最初に来た」という事実だけが頭に残ってしまう。また、「サイズが想定外」だったことで警察が一瞬動いたことが直後に報道されたことも、私は気になっています。これらのことが日本中に「刷り込み」になってしまい、利用を検討していたかもしれない人々に、やはりまた「無言のプレッシャー」を与えてしまうことにつながる可能性もあると思います。そこにものすごい危惧を感じてしまうということが、カキコの主意だったわけです。わかってくれると思いますが。
マスコミ等でおおっぴらな批判は展開されていないのだ(このこと自体がマスコミの存在意義を『またか』と疑いたくなる問題だと私は思う)が、結局「この期に及んだ父」に対して社会がこれまで無策だったこと、あるいは策は講じていたものの何とも利用者側にとって無意味あるいは不親切な策であったことが、この「最初の子」の登場によってあぶり出されているということに気づくべきであることも、付け足しさせて下さい。 だからこそ、あえて 「それは児童相談所だろう、と、言いたい。」 と、言いたくなったんです。 もしかしたらこの父親、仮にインタビューしたとしたら「今回あれだけテレビで報道されていたので知りまして…。え、児童相談所? そんな施設があったんですか…」と言ってしまうくらい、ここまでこの子をケアすることにガムシャラ・まっしぐらだったかもしれないですから。
Posted by: mike | 2007.05.27 03:31
Name:
Email Address: (Not displayed with comment.)
URL:
Remember personal info?
Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.
Comments:
Listed below are links to weblogs that reference うーん、ちょっと…>"赤ちゃん"ポスト:
Comments
小生、一シングルファーザーですが、父子家庭に対する国の援助は母子家庭に比較すると大変貧弱なのが現状です。国からは基本ほったらかしにされています。
小生はまだ幸いポストの利用を考えたことはないですが、ポストに入れた父の気持ち、「かくれんぼをしよう」と言われて入った子供の気持ちを考えるとなんとも言えない気持ちになります。
Posted by: nakano | 2007.05.24 16:53
私にとって一番身近な父子家庭の父さんからコメントいただきました…、ってことで。
この子、もともとの「ゆりかご」の趣旨に合致する、(オトナ理屈でいう)望まれない生まれ方をした子どもだったとすると、預けた父親にしてみれば、ようやく待ちに待った…なのだと思います。
また、この話を聞いた瞬間、私は「この子、これまで無戸籍児で過ごしてきたのでは?」と、ピンと思いました。「300日問題」に見られる制度的産物の無戸籍児とは違う意味の、無戸籍児。そこに思いを馳せるとき、これまでのこの子を巡る状況は、人権論的には、まさに「ゆりかご」がターゲットとすると言えるかと。
が。だが。
その辺の事情がわからんちんな人々にとっては、起きてしまった事実、すなわち「3~4歳の子が最初に来た」という事実だけが頭に残ってしまう。また、「サイズが想定外」だったことで警察が一瞬動いたことが直後に報道されたことも、私は気になっています。これらのことが日本中に「刷り込み」になってしまい、利用を検討していたかもしれない人々に、やはりまた「無言のプレッシャー」を与えてしまうことにつながる可能性もあると思います。そこにものすごい危惧を感じてしまうということが、カキコの主意だったわけです。わかってくれると思いますが。
マスコミ等でおおっぴらな批判は展開されていないのだ(このこと自体がマスコミの存在意義を『またか』と疑いたくなる問題だと私は思う)が、結局「この期に及んだ父」に対して社会がこれまで無策だったこと、あるいは策は講じていたものの何とも利用者側にとって無意味あるいは不親切な策であったことが、この「最初の子」の登場によってあぶり出されているということに気づくべきであることも、付け足しさせて下さい。
だからこそ、あえて
「それは児童相談所だろう、と、言いたい。」
と、言いたくなったんです。
もしかしたらこの父親、仮にインタビューしたとしたら「今回あれだけテレビで報道されていたので知りまして…。え、児童相談所? そんな施設があったんですか…」と言ってしまうくらい、ここまでこの子をケアすることにガムシャラ・まっしぐらだったかもしれないですから。
Posted by: mike | 2007.05.27 03:31