WBS STOCK 2007/08/02
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個人投資家が生む円安
日本の個人投資家が海外での資産運用をすることで、国内で大きな影響力を持ちつつある。
番組がその根拠とするのが、この数字。
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すでに、日本の個人投資家の外貨建て投資額は40兆円に達し、この数字は
政府財務省(当時大蔵省)の2003年から2004年の莫大な額の円売り介入の総額35兆円を超えている。
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パソコンを使ってのアルタイムのFX(外国為替証拠金取引)など、
日本円で外国通貨を買ったり、外国の投資商品を買ったりする日本の個人投資家が増えている。
「日本円を売る」ため、価値が下がり、「円安」になるというもの。
ただし、本当に個人投資家だけのせいとは確認されたわけではないことの指摘と、
この流れが一旦「円高」に動き出すと「外貨で放っておくと日本円に置き換えた金額が減る」ことにより、
損をしないうちに外貨を処分しようとする人が急増し、一気に円高に振れる可能性があることの指摘がなされている。
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