WBS STOCK 2008/02/25
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『ありえない!?』
e-mobile が現行の 7.2Mbps/s のデータ通信サービスに引き続いて、音声通話サービス参入。
データ通信契約者に、音声の基本料0円。
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『ありえない!?』
e-mobile が現行の 7.2Mbps/s のデータ通信サービスに引き続いて、音声通話サービス参入。
データ通信契約者に、音声の基本料0円。
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イスラム金融シンポジウム
(この記事では、まずmikeのコメントを先に。)
…ところで、多くの人は「利子は取れない」ということくらいしか知らない。しかしこのことの意味は大きい。
たとえばイラクなど、アラブの国に政府援助を入れるとする。数年続いていた自衛隊イラク派遣でも、赴いた隊員に現地の男たち(ここも重要。決まって男性が働きかける。)は「〜が欲しい」と欲しいモノを直接は言わない。なぜなら、(語弊を恐れずに平たく言い切ってしまうと、)彼らの宗教理念が、「利子を取ってはいけない」ではなく「不労所得を得てはいけない」だからだ。
では自衛隊に向かって何と言うかというと、
『仕事が欲しい』
というのだ。この違いは大きいのではないだろうか。ここが(残念だが援助慣れしてしまっている)他の地域との大きな違いともいえる。もちろんイスラムの国にも物乞いは居るが、その基本は、障がい者や孤児・貧困家庭の子どもなど、明らかな社会的弱者。この場合の施しは「喜捨」であり、むしろイスラムでは信徒の義務とみる考え方を持つ人も多い。
(WBS STOCKの中身とmikeの補足)
ということでそんな価値基準のイスラム金融はどうなるか。たとえば住宅ローン。銀行は住宅を買う人に「利子付きのローン」は組めない。そこで住宅を銀行が買い取り、本来利子としたい金額分を上乗せして「銀行が家を無利子分割払いで転売する」。銀行には、もし住宅をローン買いした人が返済不能になった場合、いったん買い取った家が手元に残ってしまう。在庫となるので、一種のリスクである。
他には、投資したお金がギャンブルや酒・豚肉などに関係する使われ方がしていないかなどは、イスラム金融の資金が着眼する点。戒律を無視してまでの投資はしないというポリシー、かなりこの縛りは堅い。
東京証券取引所(東証)は、イスラム法に反する業種をのぞいた79銘柄で構成した株価指数「シャリア指数」というのを発表し始めるなど、イスラム金融の資金と関わりを持とうとしている。
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インドに「日本式」が普及
公文式、ヤクルトに、ホンダが自ら2輪教習運営。いくつかの日本の企業が評価されている。
インドに行ったことのある者として思うのだが、ヤクルトレディーは、きっとインドの女性社会進出に大きな役割を果たすだろう。この手の仕事、インドには有りそうで無い。労働力として女性が社会に出てくるというのは、インド国内における文化そのものの変化のようにも思えて仕方がない。かのカーストも、もしかしたら変化の兆しを示すようになる、かも。
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ケータイ有害サイトの規制強化
携帯電話のウェブサイト閲覧に、若年者規制がかかる。ケータイコンテンツ市場全体が抑制されることになるだけではなく、「創造性」で膨らんできた業界だけに、不自由さを感じるばかりか、影響は計り知れないだろう。
ほかには「書き込みができる」という理由で災害時救援情報の発信をするケータイサイトが規制の網に入ってしまった(埼玉県庁)、といった副作用も出始めている。
ちなみにNTTドコモの場合、「フィルタ」のカテゴリは次の通り。
不法、主張、アダルト、セキュリティ、出会い、ギャンブル、グロテスク、成人嗜好、オカルト、ライフスタイル、宗教、政治活動・政党、コミュニケーション(掲示板サービスのシステムを利用しているサイト)。
従来からフィルタの作り方は基本的にもっぱら「手作業」。URL単位で分類をする会社(ネットスター)もこれまでにはある。しかし、これにより作られたカテゴリー単位で大きく網をかぶせてしまうと、日本の主要政党の公式ページが見られなかったり、観光名所としての寺社の情報がみられなくなったりなど、「あれ?」と思わざるを得ないことも起きる。これだけ普及させておいてからmixiやモバゲータウンすら見られないだなんて…という10代の主張は一理ある。
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環境にやさしい、石製の紙!
石灰石8割+ポリエチレン(PE)2割。ぬれても大丈夫。破れにくい。のばしやすい。紙の森林資源を抑制するのでCO2削減。燃やすと石灰に、しかもCO2排出が少なめ。ただし、紫外線に弱い。
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新エネルギーが根付くには
グリーン電力使用企業の表示マーク(グリーン電力証書)制度など、根付かせるためのルールも出始めてはいるが、現状ではコストがきわめて高い以上、補助金は重要。200万円で風車発電機を付けても、その効果が1日100〜200円では、普及しない。
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Edy, Suica 共用端末がショッピングセンターに
ようやく登場。したがってPasmo も大丈夫。(三井不動産)
きょう21日は、国連・国際母語の日。
1952年、バングラディシュで「ベンガル語」に関する活動をした方に因んでいるのだそうで、バングラディシュでは同日が国民の祝日になっているというお話を、同国の先生からメーリングリストで教えてもらった。
くしくも今週、日本では「小学校外国語活動」(という名の週1~2時間程度の英語授業)の方針が「学習指導要領改訂案」の告示により打ち出された。
私は以前もこのBlogでかいたとおり、指導要領でのこのような内容での規定化は反対。
理由は2つ。
小学校への人材投入の裏付けや戦略がないこと、
そして、
中学校英語の先生のこれまでのご努力へ行政側からの敬意や反省を含めた振り返りが、ここまでの議論でほとんど聞こえてこないこと。
耳に届いてくるのは、…『早く英語を始めよう』。
説得力に欠ける。
言語はコミュニケーションの様相を支配し、「英語のときの人格」を「なんか違う」と意識した経験のある人も多いのではないか。「母語の日」に、考えてみたい。
こちらも、もっと待っていた。
(1) ダビング10、6月2日午前4時スタート
(2) 「ダビング10」は6月2日に開始 - ITmedia News
HDDVDの話はかなり派手に報道しているのに、この話は殆ど報道なし。特に当事者のテレビ局はほぼ言及なし。ほんと、あたまにくる。
ディジタル放送のコピーを複数回認めるルール。現行DVDレコーダーにファームウェアプログラムのアップデートで対応できるならいいが、これはかなり大きな仕様変更だし、様子を眺めていると、どうも全部の企業は無理っぽい。対応機器が出るのを待つことになるんだろう。
このBlogでも、2005年11月に教育利用を想定して「いくら何でも、1回というのは何とかしろ!」と(心の中で)怒ったことがあったが、村井純先生ほか多くの方のご尽力でルール変更。ありがたい。
を使ったんだけど、スゴい場所にある。
新宿駅・京王百貨店の道路を挟んで西向かい、ヨドバシカメラ新宿西口本店の東向かい。
そのビルの、なんと地下3階。1階は、中央道や長距離の高速バスが頻繁に発着する乗り場。
スゴいのが、車を借りたら
「それでは、こちらのエレベータで1階までご移動ください」(!)
車が上がって扉が開くと、目の前にヨドバシ本店!すぐ右には停車中の高速バス!
なんとまあ、珍しいつくり。そしてなにより、よくこんな場所をレンタカー店として抑えたこと。
http://sports.espn.go.com/sports/tennis/index
錦織(にしこり)さんのATPトーナメント優勝を受けて、ESPN.com がネットでの「錦織さんとのチャット会」をやるらしい。
(19日・米東部時間15:30~)
このすばやさが、すごい。もちろん錦織さんもすごいのだけど。
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HD DVD 撤退
○○社を味方に…等と、交渉ごとでめまぐるしかった陣地とりが決着、という感じ。「待っていたのでそろそろ買おう」という人も多いのでは。東芝は半導体に「選択と集中」といったところか。
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飛行機管制トラブル
国土交通省の管制システムのプログラムミスで、レーダーに便名が表示されないトラブル。遅延が発生。
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相次ぐ工場の重大事故への対策、現場の安全をどうする。
熟練作業者に頼っていた工場現場が、安全知識が伝えられない。企業の取り組みでは、危険な体験をしてみる(三井造船)など。グループワークの乏しさなど、実体験の劣化が激しいのだろう。労災防止への対応力が落ちている(独法・労働安全衛生総合研究所)ため、それをITで守る取り組みも。
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東芝、HD DVD 全面撤退を含めた検討を開始
これまでソニー・パナソニックらが進めてきたBlu rayディスクにやぶれた格好。販売開始から約2年での決断は、VHS/Betaの十数年と比べると、極度に早い判断。
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食の安心・安全ってどう接していけばいいの?
北海道で始まった「緑提灯 地場産品応援の店」運動は、自己申告で地場産品を50%以上用いている飲食店を表示するもの。日本の農業に元気をもってもらいたい。
また、QRコードでその場で生産者情報を得られる技術が導入されている(イトーヨーカ堂)ほか、地下で野菜工場を設けて食事を出すレストラン(フェアリーエンジェル)、野菜のアドバイスができる店員を配置する八百屋(Ef:)など。情報が付加価値になり、最終的には生産量増加など農業の振興になればとの思いもわいてくる。
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「名ばかり店長」問題…店長って?
店長ができることと一口に言っても、各社様々(グローバルダイニング、サマンサタバサ)。「売り上げの増減ではなく、人材育成の貢献度で査定する(サマンサタバサ寺田和正社長)」。
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新・小中学校学習指導要領案公開
時間増が30年ぶりに実現、など。
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ネット時代に合わせた「コピー」との向き合い方
ファイル共有ソフト・動画投稿サイトなどでコピーが蔓延する時代。著作権者はこれと戦っているわけだが、一方で、動画投稿サイトなど、ネットを逆に情報発信の場に使用してしまおうという動きもある(角川デジックス/ガイナックス(エバンゲリオンで有名なアニメ制作会社))。
法や著作権者の考え方も、法を守りやすい、環境づくりやビジネスモデルづくりを通じて、著作権や知的財産ビジネスが成り立つような「技術」を開発・確立して、それを世界の標準にしていこうというくらいの発想が必要という指摘も(コンピュータソフトウェア著作権協会・久保田裕専務理事)。
財政的に負担が大きい地方公共団体もYouTubeで町の情報発信、という動きがある。「宣伝してもらえる」ととらえると、かたくなな方が却って損をする可能性もあろう。
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音を触って楽しめます
音を触って楽しめる。振動を動きにかえ、スティックを揺らす。そのスティックを握っていると振動を感じることができる。骨伝導イヤホン技術の応用ともいえる。(オトキノコ)
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会社が減る…
20年で100万。過去20年の日本の会社減の数だ。起業意欲が極度に低い。いまの20〜30代は「ネットバブル」「堀江事件」などもあって、「起業は甘いものじゃない」とわかっているのだろう。
また、内部統制の厳格化などで、ごく小さな企業も大企業並みの法の網をかけられるのも事実(デジタルハーツ)。新技術への投資も、日本より海外のほうが積極的。もし「あがり」が出た場合、純国産技術でも儲かるのは海外という皮肉な現実も(日本ユニサンティスエレクトロニクス・舛岡富士雄CTO)。
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北九州・テムザック/早稲田大学の「キヨモリ」
人間サイズの2足歩行ロボットで、継続した傾斜で垂直を保った歩行の技術が公開された。
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Lenovo は IBM ThinkPad と名乗らなくなります
現在製造出荷している Lenovo には、すでに IBM のロゴはない。契約ではあと2年 IBM ロゴが使えるが、早々と移行へ。
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韓国で「日流」ブーム
文化解放が1998年に始まった韓国。音楽アーティストのコンサートを皮切りに始まったが、最近は翻訳された日本の小説、脳トレソフトなど、広がりも多様。ただ、著作権意識が根付く前に高速インターネットの整備が進んでしまったため、違法コピーが蔓延する始末との指摘も(ジェトロ)。
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メコン川周辺各国への進出・物流は
ミャンマー・タイ・ラオス・ベトナムをつなぐ東西の道路で、日本の企業が輸送実験をおこなった。道路がガタガタでは、製造した精密機械が輸送中に壊れるなどの被害にあってしまう。日本のODAで造った道路を使い、佐川急便・日本通運・王子製紙・東芝・ヤマハ・住友商事などが参加。道路の右側通行・左側通行の切り替えとそれに伴う積み荷の積み替えなどがあったが、一番改善が待たれるのは税関処理。その点ではタイは現時点でもっとも迅速。
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複数カメラによるパノラマ映像生成技術(NTT)
パノラマ映像を撮りたいとき、カメラを単純に広角レンズにすると映像が隅っこでひずむ。複数のカメラを並べると、こんどはつなぎ合わせ(スティッチング)が必要。このつなぎ合わせで新技術。小分けに映像を収録するので解像度も高く、パノラマの「テレビ画面に入らないところ」を自分でスクロールして見たりすることもできる。
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海洋資源探査の動き
国が海洋資源探査船「しげん」を進水。メタンハイドレードが東海沖で見つかるなど海洋資源には期待が大きい。一方、メタンハイドレードのような「固形ガス」を天然ガスで実現した「天然ガスハイドレード(NGH)」技術が完成(三井造船)。固形なのでサイズが激減し冷凍温度も氷並みの維持でよいことから、製造コスト・輸送コスト・貯蔵コスト削減が期待されている。
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ロボット手術
その名も「ダビンチ」という名のロボットが、米国では現在700台も売れている。(米INTUITIVE SURGICAL社)。内視鏡カメラの高精細3次元映像を見ながらの手術。指先が震えて執刀ミスするなどの人為的ミスの軽減や、大きく開腹すると起きる出血の削減、時間の削減が期待できるため、大きく普及。現在1台1億7千万円。手術器具のため、販売会社のコールセンターは24時間態勢。日本では医療器具承認がまだ。
なお、ロボットが高価なため、手術費用は通常の3倍ほどかかるが、術語の介護や投薬が削減できる全体では医療費削減になる。
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企業のリスク対策
新型インフルエンザ・救命救急・耐震補強など、一見「後ろ向きのコスト」にみえるリスク対策。どんな対処が必要なのだろうか。(NEC・コロンビアミュージックエンタテインメント・ジャパンシステムサービス・東京海上日動)
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小売り(業務部門)の省エネ促進
コンピニやスーパーなど流通の省エネが進もうとしている。工場での省エネが規制強化されていたが、業務部門はそれがなかった。コンビニも生分解性プラスチックやハイブリッド車導入など、利便性との兼ね合いも考えながら、工夫をしている(ファミリーマート)
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「エコ」は割安にはならない
生分解性プラスチックなど、「エコ」を謳う商品は「割高」になる。しかし真正面から「割高です」といっても受け入れられない。企業はエコ商品に、環境貢献をイメージしやすい付加価値をつけようとしている(NECダイレクト、ゴールドウィン(THE NORTH FACE))。
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Googleも争奪戦参入?
Microsoft による Yahoo! 買収提案に、 Google も「買収に対抗するならば支援します」と云わんばかりの意思表明をした。極論すれば「買収合戦」か。
しかし、いまやGoogleも「あんたもデカすぎるでー」と云われても仕方ない規模。米国独占禁止法は、今ある会社の細分化のようなこともやろうとすればできたはず。そうすると Google のサービス分割もあり得るか。
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ネットWebサイト買収の動き盛ん
注目の集まるWebサイトには価値がある。だから売れる。GoogleによるYouTubeの買収(約二千億円)など、興味を持たれるサイトと、「ノウハウを買いたい」企業とが、売買仲介企業が取り持つ形で売り買いされる。まだスタート段階であり、査定や値付けは透明性が高くないといけない。
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中小企業の採用戦線
学生のアイディアを中小企業の団体が奨学金を出したり試作品を作ったりして支援する(経済産業省)など、中小企業の採用活動は、脱「縁故」に向かっている。一方で、『自分が活かせると思えるなら』、中小企業に躊躇しないような学生も、少しずつ増えている。
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家計のバランスシートをつくってみませんか
家計簿でお金の流れをみるだけではなく、資産と負債を注目する必要がある。家計の見直しに企業の貸借対照表(バランスシート)にあたる資料を作ることをすすめる機関もある(家計の見直し相談センター)。
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マイクロソフトからヤフーに買収提案!
1日、4兆7000億円で、マイクロソフトからヤフーの買収提案があった。
07年のネット検索市場のベスト3は、Googleが66%、Yahoo!が21%、MSNが7%だが、先頭が独走状態。これまでYahoo!が拒否してきたが、今回、マイクロソフトは『敵対的買収』(ウォールストリートジャーナル)。8四半期連続で減益の米国Yahoo!も、今回ばかりは『検討に入った』(同社声明)。
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'09年就職戦線開幕
売り手市場が続く中、'09年3月新卒生の就職戦線の幕開け。マイナビ就職EXPO'08(毎日コミュニケーション・東京ビッグサイト)で、「新卒求人倍率」が1に回復した'05年と比べての採用予定を聞いたところ、'08年3月(現4年)、'09年3月(現3年)、'10年3月(現2年)とも、「増やす」が圧倒的。団塊の世代の大量退職もあって、若干「新卒就職バブル」気味。
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次世代原子炉
日・米・仏政府は、エネルギー効率が高い次世代原子炉について、安全基準・技術基準を、6月までに共通化することで合意した。
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後発(ジェネリック)医薬品に置き換えられますよ!通知
企業の健康保険組合と医療機関の間に入って、「後発医薬品に置き換え可能な医薬品リスト」のデータベースを元に、「届いたレセプト」から「置き換えできますよハガキ通知」を健保組合員に自動的に連絡する仕組み(NTTデータ)。これで後発医薬品に誘導する手間に比べて、それにより下げられる医療費がずっと大きいので、削減効果が期待できる。データマイニングの好例。
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