WBS STOCK 2008/08/06
(1) 公式に「景気後退入り」
景気拡大・景気後退、は政府の発表で線引きができる。内閣府が「月例経済報告」という文書の「基調判断」でこれを宣言。戦後最長期間といわれた景気拡大が、止まった。文書はデータがそろってから作られるので、「昨年末から景気後退だったといえるようだ」と、かなり遡って言うことになる。
(2) 原材料高のなかであえて値下げ
円高の駆使・仕入れの工夫、リソースの再生などで値下げをすすめる企業もある(ニトリ、ツカサウイークリーマンション)。物価は上がるが景気後退する、「スタグフレーション」が進みつつある(野村証券金融経済研究所)。
(3) 車社会アメリカでバイク人気
ガソリン高で、さすがのアメリカでも外出が手控えられ始めた。そしてスクーターも売れ始めている。テレビの売り上げが伸び、造語「ステイケーション」(stay + vacation) というのもできた。一時的なことではなく、「消費動向の変化」「ライフスタイルの変化」とみる向きも。
(4) 家庭菜園で自給自足!?
自宅や区民農園等での野菜栽培がはやりだした。ホームセンターの見立てでは、物価高だけではなく、安全・安心志向も影響しているとの分析(サカタのタネ、電通総研)。
(5) 日産も電気自動車(EV)へ
2010年電気自動車生産へ向けて始動。実験車両を公開した。
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