「公知」に著作権はありません
「公知」に著作権はありません。
その点で、この記事はかなり、私の感覚に近い。
武田邦彦: なぜ、科学者は「ウソ」を問題にしないか?(1) 小保方さんとの対話
http://takedanet.com/2014/06/post_bd26.html
「公知」に著作権はありません。
その点で、この記事はかなり、私の感覚に近い。
武田邦彦: なぜ、科学者は「ウソ」を問題にしないか?(1) 小保方さんとの対話
http://takedanet.com/2014/06/post_bd26.html
ECB(欧州中央銀行)が、ホントに『マイナス金利』を実施する。
Bloomberg: Draghi Takes ECB Deposit Rate Negative in Historic Move
http://www.bloomberg.com/news/2014-06-05/draghi-takes-ecb-deposit-rate-negative-in-historic-move.html
文字どおり "Historic"。欧州の銀行は、(銀行間取引等で必要な)お金をECBに預ける際に「金利を支払わなくてはならない」。
マイナス金利は
『預金するのに手数料を取られるくらいなら、市中に貸し付けていこう』
と銀行に判断させようという試み。
東南アジア由来の「かえる」がマダガスカルで急増中、とBBCが報じている。
BBC News: Asian relative of cane toad threatens Madagascar havoc
http://www.bbc.com/news/science-environment-27607978
マダガスカルのような地理条件の国は、スリランカ、南洋州等とともにまさに「自然遺産」。でも経済活動が活発になると、大きな船のバラスト水や「荷物にくっついてきた」種苗など、いろいろな形で問題は起きる。検疫も神経質にならないといけない。しかしそれが、途上国は難しい。
ひどい趣味のやらせビデオが報道によって伝えられる(2014/May/10)よりもかなり早いタイミングでここに書いた、ナイジェリアの「女子校生200人以上連れ去り」の事件。
ナイジェリア国内のうち反政府勢力が実質的に支配しているエリアにかくまわれているようで、政府軍も場所は抑えたようだが「急襲したら子どもが殺される」との判断で、早急な突入が簡単にはできないという状況、と伝えられる。
ジョナサン(Goodluck Jonathan)大統領も「対テロの闘い」を"full-scale operation"として取り組むと宣言。
The Huffington Post (Reuters): Goodluck Jonathan, Nigeria President, Pledges 'Total War' Against Terrorists
http://www.huffingtonpost.com/2014/05/29/goodluck-jonathan-nigeria-war-against-terrorists_n_5408989.html
ところで、市民からは政府に「ダメだなあ」という視線が当たっている。信頼感がかなり欠如している。
Atlantic Council: Nigerian Government Must Earn the Trust of Local Communities to Find Missing Girls
http://www.atlanticcouncil.org/blogs/new-atlanticist/nigerian-government-must-earn-the-trust-of-local-communities-to-find-missing-girls
だが、その信頼感欠如が立て直されることが、子どもたちの救出、秩序改善にもつながるのだという考えが示されている。
Premium Times Nigeria: How Nigeria Can Defeat Boko Haram
http://www.premiumtimesng.com/opinion/161109-nigeria-can-defeat-boko-haram-bamidele-ademola-olateju.html
犯罪行為は悪、とはじき出す共通認識というか風土が共有されないと、悪がはびこる温床になる。
話が重すぎでここに書くのが遅れていたが、ルワンダの内戦から20年、を扱うニュースが、4月上旬は海外信でさかんに流れていた。当時、国内の部族「フツ族(Hutus)」「ツチ族(Tutsis)」という語が盛んにニュースでも使われたのを覚えておられる方も多いのでは。
BBC: The Rwanda genocide explained in 90 seconds
http://www.bbc.com/news/world-africa-26887055
BBC: Rwanda genocide: UN ashamed, says Ban Ki-moon
http://www.bbc.com/news/world-africa-26917419
『およそ100日で少なくとも80万人』という、とてつもない規模の虐殺が起きたのが1994年。
4月はじめごろ流れていたのを聞いたラジオ・ドキュメンタリーでは、当時の様子についてのインタビューにおいても、「本当に突然」国じゅうが混乱に陥った、とそのありさまを語っていた。また、あまりに甚大だったため、今でもしこりが残っているといわざるを得ない面があることも伝えられていた。
現地4月7日のセレモニーでは、カガメ大統領(Paul Kagame)が民族の融和を強く訴えた。BBC Podcastの現地からのレポートでは、「式典は意外にも静かに行われた」と。歌に包まれるようなことが起きても不思議ではなかったということだろうか。
当時、自分は大学院生になったところ。報道等が伝える国際ニュースを強く意識し始めたころだった気がする。
確認だが、拘束し裁判を仕掛けているのは、国軍勢力側である。
追われて捉えられている側は、現在は政権掌握はしていないものの、投票で選ばれた者たちである。
すでにモルシ氏が追われた2013年7月からの拘束者数は約16,000人。そして、いわば「毎月、数百人単位」ともいえるペースで死刑判決。記事には『家族はムスリム同胞団じゃない!』等、叫びに似た言葉が並ぶ。
市民は、どこまでこのことを受け入れているのだろうか。2013年6月終わりにエジプト人の国際教育実践の関係者にカタールで会ったとき、ムスリム同胞団政権に違和感を示しておられたのは確かだったが。
The World Post: Egypt Mass Trial: Judge Sentences 683 To Death
http://www.huffingtonpost.com/2014/04/28/egypt-mass-trial_n_5224509.html
4月14日、アフリカ中部・ナイジェリア内陸部で、女子校の生徒230人(!)が襲撃されて連行される事件が発生。少し解放された(逃げきった)ものの、未だに190人が拘束されているとも報じられる。
BBC News: Chibok abductions: Nigeria vows to find schoolgirls
http://www.bbc.com/news/world-africa-27154427
The Guardian: Nigerian abducted girls' families fast losing hope of rescue
http://www.theguardian.com/world/2014/apr/25/nigeria-schoolgirls-families-hopes-fade
イスラム原理主義勢力集団「ボコ・ハラム(Boko Haram)」の名前が挙がってはいるものの、本当にそうだという確証はないようである。生徒数があまりに多いので、いまどうなっているのかが不明であること自体がもの凄いこと。普通なら、メシの準備だけでも大変な数だから、足がつきそうなもの。
このニュースはぜったい、ここしばらくの「日本人選手優勝!」ニュース(時折脚色しすぎなのも)のどれよりも、強烈なインパクトを持って受け止められて良いはず。
伊藤・平野組は、2人とも13歳。ワールドツアー戦卓球での世界最年少優勝記録(伊藤美誠さんのほうが)とのこと。平野美宇さんも中国人選手を間に挟んで3位とのこと。最初ちらっと二人の映像と「優勝」の字を見たとき、ジュニアの大会ですよね?と勝手に思ってしまった。シニア戦とは凄すぎ。お二方、ごめんなさい。
TABLE TENNISTA PRO: 2014 German Open: Ito And Hirano Are The Youngest Ittf World Tour's Title Winners! (Videos)
http://tabletennista.com/2014/3/2014-german-open-ito-and-hirano-are-the-yo/
SportsAsia: Table Tennis: Japanese 13-year-olds make history at German Open
http://sport-asia.com/table-tennis-japanese-13-year-olds-make-history-at-german-open/
Reuters: Table tennis-Lucky 13 for Japan's record breakers Ito and Hirano
http://www.reuters.com/article/2014/03/31/table-tennis-japan-youngest-idUSL4N0MS1AI20140331
The Japan Times: Hirano, Ito enjoy historic victory
http://www.japantimes.co.jp/sports/2014/03/31/more-sports/hirano-ito-enjoy-historic-victory/
いま、Girls U-15 は、日本が1/2/3位を獲っているんですね。
ITTF: World Ranking List 3/2014 - U15 Women
http://www.ittf.com/_front_page/ittf1.asp?category=u15_wr
この組で昨年(12歳)、中東での戦績が記事に残っていた。印象の良い写真も添えてある。12歳ってあーた。
ITTF: Finding Their Feet on World Stage, Japanese Duo Repeat Kuwait Feat in Qatar
http://www.ittf.com/_front_page/ittf_full_story1.asp?ID=30607&Category=
マリは北部が「リビアでうごめいたアルカイダの残党」的イスラム過激派が火を点けたとみられる内戦で、約2年前から近隣国に難民が十万人単位で発生してしまっている。
その難民キャンプを回る、現地有名アーティストのキャラバンが居るというルポ。
FRANCE24: REPORTERS: Mali's peace caravan
http://www.france24.com/en/20140321-reporters-mali-peace-caravan-musicians-sahara-sahel-exile-refugees/
映像は、マリと南に隣接するブルキナファソを巡る彼らを描いていた。
難民キャンプにいる避難民たちに、内戦時に抑えられていた音楽を届けようというわけだが、映像中で伝えられていた彼らのもう一つの役割が、難民らに「マリの再建を」と帰還を促す語りかけをしているということ。
避難民のなかには、戦闘を避けるために越境してその不安から留まっているという、わたしたちが難民として想像しやすいタイプの者がいるだけでなく、内戦当時にその過激派を支援する側の人間として活動してしまい、フランスが制圧したあとの地元に「帰るに帰れない」と考えて帰還を怖がる者もいるようだ。
まだ完全に戦闘が終結したわけではないので、不安も当然。
南部北部の地域、そして宗教も異なるそうだが、一緒になって動いているとのこと。
これらの人に、「帰還して、国のためにチカラを」と呼びかけるアーティストらの言葉は、とてつもない力強さを持っている。
自分は2013年に一度訪れたカタール。その時は国際会議場で過ごしたわけだが、建築労働者は違う、というルポ。
FRANCE24: REPORTERS: Worked to death in Qatar for the 2022 World Cup
http://www.france24.com/en/20140328-reporters-2022-world-cup-worked-to-death-qatar-nepal-nepalese-labourers-modern-slavery-football/
カタールはFIFAワールドカップなどを前に多くの建設労働者等が出稼ぎに来ている。この種の労働には、同国の労働者が就くことはあり得ない。だから現在国内に居住する人のうち8割が、国籍を持たないという状況。
が、そのFIFAのカップ準備の取り組みの中でも、暑さや不自然な事故による労働者の死亡事例が多いことが指摘され、準備委員会は環境改善を謳っている。
このルポでは、特にネパールからの出稼ぎ移民のことを伝える。ネパールは自国民による外国からの送金が国の外貨収入のなんと4分の1を占めているとあり、こういった出稼ぎの必要性がこの状況の背後にはあることも伝えている。
多くの若者が実際に死んでしまっているという事実を、この国の人たちは認識している。そして、それでもなお、大きく稼ぐためには次々に若者が向かわざるを得ない状況であることも認識している。
MH370、は3月8日(!)に不明になってから機体部品や搭載物が見つかってしまっているマレーシア航空の便名。
この捜索がいかに困難なのかの説明を、CNN Student News が行っていた。実に米国の子どもによく寄り添った、工夫あふれる表現。
CNN: Transcripts: STUDENT NEWS
http://transcripts.cnn.com/TRANSCRIPTS/1403/28/sn.01.html
CNN: CNN Student News March 28, 2014
http://edition.cnn.com/2014/03/27/studentnews/sn-curriculum-fri/index.html
(概略)
『飛行機が、デンバーの街のサイズのところを、捜索するのです。
街のサイズは、20km(12.5マイル)四方です。
ワシントンDCから、デンバーまで飛び立ちます。
デンバーまできたら、街の範囲を2時間から3時間飛び回ります。
その間に、郵便受けやゴミ箱、車くらいのサイズのモノを探します。
そしてこれが終わったら、
給油のためにまたワシントンDCまで戻り、
間をあけてまた、飛び立つのです。』
ワシントンDCからデンバーは、調べたら2300km(1400マイル)強だった。
調べてみたら、札幌千歳=沖縄那覇がようやく、2300km(1400マイル)弱だった。
那覇市が南北8km、東西10kmほどのようなので、
○「ワシントンDC」を「札幌」
○「デンバー」を「那覇・浦添・西原町を合わせた土地(or 那覇市4つ分)」
と置き換えれば、概ね合致。
東ティモールの例を挙げるまでもなく、インドネシアやフィリピンは、独立以来「地方の産業力(資源中心)で国全体を支える」傾向があったことから、政府による地方の統治・自治のゆらぎがあり、政府にとって乗り越えなくてはならない課題だ。
モロ・イスラム解放戦線というタームは、1980年代までは報道でもかなり名前が出てきた武装集団。フィリピン政府との和平協定が締結された。1969年から、45年ほど掛かったことになる。
ABC News: Philippines and Muslim Rebel Group Sign Peace Deal
http://abcnews.go.com/International/wireStory/philippines-muslim-rebel-group-sign-peace-deal-23077896
BBC News: Philippines signs landmark deal to end Muslim uprising
http://www.bbc.com/news/world-asia-26766215
(一言でいうにはそんな簡単でないことかもしれないが、)フィリピン政府が多宗教を認知し尊重することができる態勢になるのに、時間が必要だったといえるのではないか。
めちゃくちゃ久し振りに、ヘリポートのエントリーを。
23日(日)21:30~・東京MXTVの「水曜どうでしょう Classic」が、「サイコロ3」を流していた(録画で視聴)。この回で映っていた2つのヘリポート。
このうち湯村温泉については、なんとヘリポート自体がもう、ない。
神戸ヘリポート
http://kobe-heli.com/
Google Maps: 神戸ヘリポート
https://www.google.co.jp/maps/place/%E7%A5%9E%E6%88%B8%E3%83%98%E3%83%AA%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88/@34.6618334,135.209002,17z/data=!4m2!3m1!1s0x0:0xa7ad713cfda2dbc?hl=ja
ヘリポートがないわけだから、この県内2地点のヘリポートをつなぐ路線はもうない。
映像中の立ち寄り地点「コウノトリ但馬空港」も、神戸=但馬はヘリコプター・旅客機とも路線はなく、大阪(伊丹)=但馬の2往復が朝夕に飛ぶ。サーブのSAAB340Bという双発機が、日本エアコミューター(JAL系)によって運行されている。
伝えられる数字のインパクトが強すぎて。
ここまでの『政治粛正』ともとれる出来事は、あまりに一方的。かならずや反動が来るだろう。
なにせ処刑等裁判を受けた被告側が、形式的には投票を経ている。
Al Jazzera: Human Rights Groups Denounce Mass Death Sentence in Egypt
http://america.aljazeera.com/articles/2014/3/24/egypt-court-sentences528morsisupporterstodeath.html
BBC: Egypt court sentences 528 Morsi supporters to death
http://www.bbc.com/news/world-middle-east-26712124
最後にやってくれた。UAL。
UAL国内線が、機材トラブルで遅延。
そのため、国際線(ANAのコードシェア便)の接続を逃すことが確定。
そして、卒業式後の学科別学位記手交のミーティングに間に合う予定が、間に合わなくなったことが確定。ここが、がっかり。あまりにも痛い。17時からのミーティングに合うように、わざわざ経由地をシカゴにして、日本に最初に入国できるUAL国際線を選んでおいたのに。
=====
…ということで、降りてみたら、当然もとの自分の便は、あっさり行ってしまっていた。
せっかくの工夫が…。
シカゴは氷点下(-6度C、20度F)。冷え冷えとしている。
ジャクソンビルから南南東へ行った、セント・オーガスチンという街に出かけた。
40マイル弱(60km)ほど。タクシーで行くこともできるが、わざとコミュニティバスの乗り継ぎで出かけた。景色を見るのが実に楽しい。
セント・オーガスチンはいま、「スペイン人入植450年」と銘打って、盛り上げようとしていた。
入植450年、なのだがNativesにしてみれば「自分たちはずっと前から」居る。8世紀頃からなのだそう。そんなことをやさしく教えてくれるミュージアムがあった。
First Colony: Our Spanish Origins
http://www.flmnh.ufl.edu/index.php/firstcolony/overview/
Florida Museum of Natural History ( University of Florida ) が運営しているそうなのだが、2013年10月リニューアルのこのミュージアムが、今のミュージアムのトレンドをよく抑えていて、とてもよかった。
一番「意識しているなあ」と感じさせたのが、スペイン人入植に関する扱い。とにかくNativesがもともと居たことに、最大限の配慮をしていた。
それだけではない。展示の終わりごろは「未来」を意識させるようなビデオ作品を流していた。
端的に言うと、「スペイン人入植以降、宗教・政治は、スペイン・イギリス・Nativesと対立がみられたかもしれないが、そこで生活する人についていうと、地元で獲れたもの、スペインから輸入したもの、中南米のものを組み合わせて生活していただろう。」と。
「そして今や、もういろいろに交わっていますね」と。
アメリカ古代史が分からない人でも、とても入りやすい展示が印象的だった。
きょうで、出席している国際会議は終わり。
ホテルに戻った後、何気なく
「Jacksonville sports tickets」でGoogle先生にお訊ねした。で、実に驚いた。
今日、Pink Martiniが、Jacksonvilleの老舗劇場、Florida Theatreに来ている!
チケットを買いに現地に行き、一番安い方の席を1枚、と申し出たら。
無料。なにそれ。
「そのお金は、中で使って下さい」と。
みなりが、ちょっとあせた色のシャツにバックパック、疲れ気味なわりには「ホテルで偶然見つけたんです。嬉しい!」とか喋りながら現金を出そうとしていたからか。
入ってみたら、たしかに空いていた。700人くらいに見える劇場は、空きが3分の1ほど。強烈な割合で、老人率高し。
Pink Martiniはピアノのトーマスをリーダーに、トランペット、トロンボーン、コントラバス、パーカッション、別にジャズのドラム、そしてボーカルの構成。結構古いグループ。日本では2011年、由紀さおりさんとのコラボでCDを出し、由紀さおりさんの全米デビューをさせてしまったグループとして知られていると思う。
で、この日も、新しいグループと組んでいた。その名もTHE VON TRAPPS。あの「サウンドオブミュージック」の「トラップ一家」にゆかりのある女声3人・男声1人のグループだそうで、アカペラなどで聞かせていた。アンコールで(きっと彼らにとって「ウイーンフィル・ニューイヤーコンサートのザレツキー行進曲」並に定番なのであろう)「エーデルワイス」を歌った。
で、ふと思ったのが、Pink Martiniってもしかしたら、こうやって毎年のように新しいグループと組んで、自分たちはグループとしての変化をつけてお客さまに聞き続けてもらえるようにして、更に「つんく♂的プロデュース(いや、プロダクションはおろか国までいろいろ変えて出してくるところは秋元康的ともいうべきか)」でもやってるのかしら…なんて、思えてきた。
コンサートは実に変化に富み、面白かった。
今回、飛行機と、空港からの乗合ワゴンタクシーとで、初めて「制服姿の米国軍人」ととなり同士になった。
米国国内線のフライトでは、軍人は「制服姿で移動中」だと、寄託荷物料の減免などがある。まあそれ以外にも社会的に尊ばれる扱われ方が為されるからだろう、みんな制服で乗る。
飛行機では、陸軍(Navy)の男性。そんなに大柄な方では無かった。
が、3人席で私が通路側の席に着こうとしたときに聞こえてきた、窓側席のその男性と中央席の女性の老人の会話が、たまたまその老人の父親の第2次世界大戦の従軍、それもなんと日本従軍のお話。そのあまりの「どストレートさ」と鉢合わせたタイミングにちょっと、ひるんだ。向こうも、何の気なしに話を続けていたので、黙って聞いていた。
フライトの後半になって、老人に話しかけられたので、日本から来て、フロリダで会議、等と話した。向こうは、何も気にしていない。ご老人だと「さっき何を話したか」を忘れているかもしれないけど。
で、そのタイミングで、窓側の男性も巻き込んで、「2011年3月の日本での米軍の話」を、してみた。
「長さ200マイル以上の海岸線で、20~40フィート、場所によってはそれ以上、海面水位が上がった。15000人以上がさらわれてしまったのだが、それよりもずっと多い数の人を、日本中の消防や自衛隊と協力して、米軍はヘリコプターを出して救った」等。
その男性は、こういう細かい話は、聞いたことが無かったそうだ。「日本には知人が居る。出動のことは聞いたが、災害の規模とかはよく知らなくて。」等の返事。老人は、めちゃくちゃニコニコしていた気がする。
空港タクシーは、空軍(Air Force)の女性。
こちらも、地元の女性の老人が話しかけたのをきっかけに、地上でのメカニックがお仕事とのこと、フロリダは地元では無いこと、病院への見舞いをかねて休暇を取って来たこと、イタリアへの赴任が予定されていること等、2人で根掘り葉掘り。老人のアクセントがあまりにも不明すぎて、軍人のほうのハナシしかつかめない。これまたじっと聞いているだけにした。
で、老人が最初に降りた(それも銀行の支店前(笑))ので、再び動き出したところで
『アクセントがマジ分からんから全然ムリ。黙ってるしかなかった』
と話しかけてみたら、その空軍女性の返事が秀逸。
「私も、ほとんどわかんない。ちょっと聞き取れた単語で、話題全体をナンとか見渡すようにして。話を合わせるのに、とにかく必死!」
あ、そうなんだ。わかんなかったんだ(笑)。米国の若い女性に時折ある、猛スピードでのトークをする人だったので、ちっともそんなふうに見えなかった。そんなふうに言ったら、声を出して笑ってた。
さすが空軍、ということで、私が日本から来たと言うと、日本か韓国に赴任してみたいとの夢を私に話してきた。「いろいろな国に行きたい」。そうか…。米軍の特殊性を感じた。
フロリダに到着。参加する国際会議が始まった。
http://conf.aace.org/site
が、朝から、寒い。雨。ここ、フロリダなんじゃなかったっけ。
最初の最初に、この写真の CERN-NCSA Mosaic の構想に至った WWW のことが、紹介された。
参加している国際会議も、WWWも、生まれて25年、というお話。
極東から見て、ここフロリダは「米国本土で一番遠い州」。わたしはこの会議の出席が今年でたしか4回目なのだが、今までで一番、日中台韓の参加者が少ない気がする。中国系の方はみな、勤務先・住居が米国の方ばかり。
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