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2005.03.19

たび日記 2005/3/17

たび日記 2005/3/17

1日、いろいろな場所に車で出かけてみた。


スーパーに行ったら、会計のところに男性が居て、支払ったや否や荷物を持って玄関まで行く。
「しまった!」と思ったが遅い。

…といっても荷物を盗まれた訳ではない。「玄関までのポーター」である。玄関まで来たところで「チップ」を要求する。
別に人手が必要な量ではなかったが、持って行かれてしまったのが運の尽きである。拒否するならもっていく前にとがめないといけない。チップを出すことにする。
しかし、かなり細かい日銭稼ぎである。相当回数こなさないとダメだろう。


それにしてもダカールは、西アフリカ随一の大都市。しかもそのど真ん中では、いろいろな人が、いろいろな方法で、お金を得ようとしている。
こんな「ポーター」はまだ地味な方だ。ダカールの一番のド派手系は、移動しながら物売りをする男性たち、バナバナである。

新聞や雑誌とかなら、こう言っては何だが、多くの国に居る。
バナバナは、その売り物が、すごいのだ。

両手だけでなく首まで使って、20個ほどのビジネスバッグを提げて歩く人、
カーペットを広げて車に向けて見せる人、
ハンガーや洗濯用具など、軽く10種類以上の雑貨品を抱えている人、
ひさしの付いた帽子を、身長の倍くらいの高さまでうずたかく積み上げて歩く人、

実に、さまざまである。
その誰もが、天秤棒にカゴのような道具を特に使うでもなく、何かしら工夫して「持っている」。
そして、車に近づいてきたり、歩いているところを声を掛けてきたりしてくる。
しかし、商品を持って運べたとして、どうやって金銭の授受をするんだろう?と、要らぬ心配までしてしまう。そのくらい、すごい。

当然これ以外に、多くの露店もでているが、野菜・果物だけではなく、中にはポットを載せたカートでコーヒーを売る者など、実に様々である。
ただ、このような「仕事」として振る舞っている者はまだタチがよい。物乞いをする子どもや障害者・老人らの生活弱者が居るのも事実。

あとは、こういった路上の人びとを手引きする者や、中間搾取する者が、居るとか居ないとか。
この国や他国民が向き合わなければならない、厳しい現実の一つである。


電気通信の監理局にも行き、前回訪問時に滞ったアマチュア無線局の免許状申請の状況を確認してきた。どうやら所望の書類があと2種類あったらしい。じゃあちゃんと最初から言ってよ。
しかし、このときビビったのが「それで、従事者免許試験のことなのだが…」とのセリフ。
うっそ〜ん、フランス語なんて無理無理!、っていうか話が全然違うやん!って吠えて、「臨時免許でも、試験受けないといけないの?」というので、「あ、臨時免許だったっけ。ごめんごめん、じゃあ要らん。」って。ほんと、しっかりして。


あとは、ホテルのプールにも、1時間弱だけれども、行ってきた。
ずっとここまで頭脳派だったので、下手な泳ぎを200mほどやって体を動かしたら頭がクラクラ。


この日の夜は、「試しに行ってみよう」というままに誘われて現地の超高級レストランへ。
おおっ、やればできるじゃん!と高らかに謳いたくなるほどの絶品料理。
この日のコースメニューは、和のテイストを盛り込んだ「『先付け』風盛りつけ」のスターターから始まる4品。
かなりおしゃれな食事。レストラン単独店らしく、ダカール市内の高級ホテルでも難しいのでは?という、とても質の高いお料理をいただいた。「おいしゅうございました。((c)岸朝子)」

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