ボンヌとしゃべる超初級フランス語(1)
ダカールで過ごす家には、ボンヌ(お手伝いさん・職務内容によっては「召使いさん」と呼ばざるを得ない場合もあるかも)がいる。
ボンヌ、は女性の場合。うちには居ないが、男性の場合はボンという。
「旅のフランス語会話」とかなら結構Webや本で見るが、ボンヌとしゃべるという、そういう必要に迫られてどうにかこうにかひねり出すフランス語って、すごく字になったものを見たいのに、なかなかWebでは見つからない。そこで今回は、しゃべるために辞書を引いた言葉をリストアップしながら、気力の続く範囲で、解説を付けながら書き出してみることにする。
文法的に合っているかは、よく分からない。こう言って「話した」ということを書くに過ぎないことをお許し願いたい。
【1】
「×××といいます。元気?」
Je m'appelle ×××. Ca va? (じゅ まぺっる ×××. さ ば?)
(参考)
この5月からのボンヌとは初めて会った。そこで来るなり、自己紹介。
【2】
「いまから出かけるから。」
Je vais partir maintenant. (じゅ べ ぱるてぃーる まんてなん)
「鍵は持っているかい?」
Vous avez clef? (ぶ ざべ くれふ?)
(参考)
こう言うと、玄関先まで来て、戸を開けてくれる。(というか、後述の理由で来ざるを得なくなる。)
ボンヌは鍵を持っていて、部屋掃除・食器洗い等の仕事の折、我が家に来て無人だった場合、渡してある鍵で入る。ダカールの現在の家(多くの他の家も)には、日本のように内側はつまみで回すシリンダー錠はついておらず、内側にも鍵穴がある。誰か在室中のときは鍵を内側から刺したままにするのが習慣で、外から見ると鍵穴に別の鍵が刺してあることになる。外からだと開けられない。家人が(そこに刺しておいた家人自身の鍵を持って出てしまい)居なくなったら、ボンヌが自分の鍵を刺して内側から締めてしまうようにするため、「鍵は持っているかい?」となる。
それで、以後は続けてこんな感じ。
「あとで戸は締めてね」 Apre's, fermez la porte a' clef, s'il vous plait. (あぷれ、 ふぇるめ ら ぽるて あ くれふ、しる う゛ぁ ぷれ)
vais は「近い未来」を表す語で、その後に動詞の原形が続く。
【3】
「××だよ。」
××, ici. (××. いっし)
(参考)
こんどは帰ってきたとき。内側から鍵が掛かっていて、鍵穴に自分の鍵が刺せないので、チャイムを鳴らして玄関まで戸を開けに来てもらうことになる。戸の外から言う。
【4】
「また出かけるからね。」『はい。』
Je vais partir encore. (じゅ う゛ぇ ぱるてぃーる あんこーる)
D'accord. (だこー)
(参考)
またすぐ出かけてしまうつもりだった。そこでボンヌが手を付けていた仕事の場所まで戻ってまた来させるのも可哀想なので、「そこ(玄関)で待っててね」という意味で、【3】に続けて。有名な「アンコール」を付けてみたが、合っていたのやら。
「すぐ」を付けて
「すぐ出かけるからね。」
Je vais partir biento^t. (じゅ う゛ぇ ぱるてぃーる びえんとう)
としてみてもよかったか。
D'accord. は「いいよ」などの意味でも使う、聞き手(依頼の受け手)の相づち言葉。
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