ジンバブエ独裁、崩壊へ
続いてアフリカのこと。
南アフリカ共和国の北東に位置するジンバブエは、日本の外務省も認める強権的な政治が問題になっていて、産業も崩壊し最貧国の部類に入る国。延期も噂されていた大統領選挙で野党が「不正があった」と糾弾。大統領側は知らんふりを決め込んでいたが、与党も割れてしまい、どうやら大統領も議会のコントロールができなくなってきた模様。
Electoral commission: Mugabe's party loses parliament
まだ今のところは「選挙不正があった。野党の勝ちだ!」『こちらが優勢だ!』とやり合っている状態だが、政変にはつながるようだ。内戦にならないことだけを祈る。
1980年のイギリスからの独立以来政権についていた大統領、というのもすごい。しかしアフリカでは、この種の長期政権は間々あることだったりする。ジンバブエは論外(失礼)としても、選挙監視団が大挙して訪れたなかで投票を行っても、そういう結果になったりもするのだ。
原因は色々あるが、たとえばその国の主要宗教団体と強く結びついているというパターンが、しばしば見られる。こうなると投票が「信仰心を試される場」になるので、「何が問題か」、なかなか扱いや判断に困る。
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