ギニアビサウ大荒れ
西アフリカ・ギニアビサウが、1日に軍参謀長爆死→2日に大統領殺害→3日に国会議長が暫定大統領、と大荒れ。
(それぞれ現地時間)
暫定大統領に国会議長就任 ギニアビサウ(3日・MSN産経)
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090304/mds0903041038001-n1.htm
大統領が暗殺、参謀長が死亡の翌日 アフリカ西部ギニアビサウ(2日・CNN Japan)
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200903020019.html
Gunfire, rockets in Guinea-Bissau after army chief killed(1日・AFP)
http://www.google.com/hostednews/afp/article/ALeqM5hCjfAYD8zpKSElGFKNhq85J_2m7g
軍が声明を出しているというから、ある意味“公認”。しかし「参謀長死亡の責任があるから殺害」って、っつーか公然の報復ってことっすか…。
前の参謀長も2004年10月に殺害。ここ数年の国情とも関係があろう。
ギニアビサウは1974年にポルトガルから独立した国。旧宗主国の関係で南米と言葉によるつながりがあるため…と理由づけがなされているのが、麻薬の問題。この国が「アフリカにおける麻薬の『入口』」になっていて、政府が毅然とした態度で取り締まれていない、というもっぱらの指摘が周辺各国からもある。
Africa's cocaine coast (アル・ジャッジーラ)
http://english.aljazeera.net/programmes/peopleandpower/2009/02/2009211133439381305.html
ギニアビサウ:アフリカ初の「麻薬国家」の道を進む(JANJAN)
http://www.news.janjan.jp/world/0802/0802090454/1.php
で、『出口』はアフリカ各国ならびに中東経由でヨーロッパ…というのが、我が家の"師"の"見解"。
2004年ごろから、ここ数年同国は大荒れ。カネを得た麻薬組織が組織犯罪を頻発させ、現在では政府が国内を掌握できていないという状況。
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