たび日記 2009/10/29
これまた、昨日に同じく、朝食のレストランでもらった現地新聞から引用。
(THE GLOBE AND MAIL, 2009/10/29)
例の"THIS IS IT"の大きな広告“っぽい”もの(苦笑)の真下の「トップ記事」が、
「インフルエンザ予防接種が処理しきれない」という医師の苦しみを伝えている。
鼻や口からの吸引タイプのもの、注射の場合などいろいろあるのだろうが、医師か医師の指示による看護師しか作業はしようがないだろう(国によって違うんでしょうが)から、本気モードで山のように来た場合の対応は、どこの国でも課題になるのだろう…ってことは日本も、と容易に想像させる記事。
現地テレビは「不足」まで、言っている。
CBC News
H1N1 vaccine clinics hit by 'pent-up demand'
こんな感じの列がいろいろ、確かにテレビで流れている。
(2009/10/27)
B.C. hit by swine flu vaccine shortage
バンクーバーを含むブリティッシュ・コロンビア州が「ワクチン不足」を伝えている。
(2009/10/29)
滞在はあと2日あり、新型インフルを気にしながらの仕事モード(ただし後半なので軽く気もそぞろ(笑))なわけだが、現地TVは一般向け新型インフル予防接種で、激烈な待ち列ができていることや、州によっては不足が心配し始められたことなどを伝えている。
でも、街なかでは“ぜったいに”マスク姿を見ない。
マスクについては「過信」が非常に問題であることは、日本ではどのくらい知られているのだろうか。
私が思うに、総じて見て、インフルに関する理解や意識が、かなり「いい感じ」の国に見受けられる。
しかし、待ち列が「病院の外」にまであふれてしまうと、もうこちらは朝夕は0度前後だったりするので、気が気ではないのは分かるが、この待ち列で寒風吹きすさむ中たたずんでいる方がカゼ(あるいは「ミイラ取りがミイラになる」の最悪の事態)の原因になるんじゃないか、と思える。
THE GLOBE AND MAIL
Ottawa says provinces to get less flu vaccine than promised
(2009/10/29)
今回の新型インフルに関する報道をいろいろ見ていると、たとえばアメリカはアンケートをとると「予防接種は副作用が心配なので打たない」が40%前後いる
CNN.com
To vaccinate or not? Some wary on H1N1 choice
(2009/10/09)
など、かなり国による差(主にマスコミの情報の出し方が影響か)を感じる。なんでアメリカがこうなっているのかの文化・政治的背景までは想像が回らないのだが。
…で、国際会議と同時に、ぜひ行ってみたかった科学館 SCIENCE WORLD で、アウトリーチ活動について取材。
(外観を新交通システムの車内から)
飛び込みなのにちゃんと対応していただき、いい話が聞けた。
で、買い物モードにも入り始めた(苦笑)ので、かなり歩きまくった。
今日の歩数:19400歩
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