『アフガンへの協力のあり方を変えて…』と言う人は必ず動向を追うべき、『米国・パキスタン』外相会談
…が、28日(水)にあった。
出張中でBBCが見られるからこそきづく、日本にいて日本の報道だけだと極めて気づくのが困難であろう外相会談。Webをみる限り、パキスタンだということでCNNよりBBCの報道の方が若干、大きく、速いようだ。
しかしこの日に合わせて、大量死をともなうテロ事件がパキスタン・ペシャワールで起きた。亡くなられた方には極めてお気の毒だが、もうこれは「手荒いクリントン国務長官の歓迎」としか言いようがない。もう、なんて状況…。
日本の報道は(「憶測」の域に入るからという言い訳を伴うのであろうが)ほとんど言わないこととして、アフガンのタリバンに一番肩入れしてタリバンを「食える」状態にしているのはパキスタン政府、というのがかなり真実に近いということが挙げられよう。この記事を書いている時点ではまだWebには載っていないが、同じ28日に、オバマ大統領がアフガン・カンダハルへの増派を最終的に決めて具体的な人数の検討に入った、とBBCが伝えている(増派構想を伝えるCNN報道(2009年2月))。
米国はアフガンの状況をどうしたいのか、そのスタンスが明確なのは分かりやすいが、いずれにしても「引き際・引き方の検討」であるため、大変さを感じずにはいられない。
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