23日で在日本大使館の旗も緑一色から三色旗へ…リビア
軍事的リーダーとして存在している以上は、軍事的に決着が付かないかぎり leader (リーダー・現地での呼ばれ方) であり続けることになるのだろう。
リビアは日本の報道では「カッダーフィ率いる現政権側が、国民評議会を構成するメンバー率いる側に追われた」という構図で報道されているが、我が家にいる連れの見立てからも、ことはそんなに簡単ではない。
そして、たとえば、BSフジの報道番組「BSフジLIVE PRIME NEWS」で、プラント建設大手の日揮代表・重久吉弘氏が、かなり踏み込んで、彼なりの対立構図像を披露している。(動画サイト。あと10日ほどこのリンクはあるらしいです。)
http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d110822_0
(1’45”ごろから、リビアでの日揮のガス生産基地プロジェクトについてのトーク。3’45”ころからリビアのグループ対立の構図について私見を示す。)
カッダーフィは旧政権を追い落として地位を得たが、その旧政権の勢力が、現在もまだ対立相手として存在する。
一方で今回の国民評議会が出てきた…が、もう一つ。それがアル・カイーダ。
つまり合わせて4つの勢力の対立構図だというのだ。しかし、もともと国民評議会派なるものが「カッダーフィを追い落とす」ことでまとまっていたふしがあるので、これから主導権争いが始まっても不思議ではない。そしてアル・カイーダとなると…これは大変である。
The comments to this entry are closed.
Comments