デンマークの現在の位置づけを感じさせる政権交代
デンマークが15日の総選挙を経て、女性代表率いる政党の野党連合で政権交代を果たすことに。
Reuters: デンマーク10年ぶりに政権交代、初の女性首相誕生へ
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-23222620110916
AFP: デンマークで10年ぶり政権交代、初の女性首相誕生へ
http://www.afpbb.com/article/politics/2828036/7777641
夫が「世界経済フォーラム(ダボス会議)」で影響力のある地位に居るとの報道もある。
デンマークは東西冷戦以降、絶妙なバランス外交で維持されている面がある国。外国人排斥を訴える極右政党などとの連立を維持していた与党連合が、その連立相手の不振が響いて、第1党を維持したのに政権陥落。対する政党も、もっと景気刺激策をと訴えたり労働慣行を超えた感のある給与増加策を示すなど、人気取り的な政策と思われても仕方がない感は否めない。
影響力が巨大とは言えない国はいま、大きく動く世界の中での自国の影響力をどのように維持してゆくかが大切な要素だといえる。そしてどの国も、自国経済が大きく成長して豊かさが実感できるキッカケを見つけるのに苦しんでいる。自国はどういてほしいか、それを考えるためのアイデアをどう出すか。どの国も、難しい問題を抱える近年である。
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