マダガスカルの過半が大量のバッタによる被害
バッタの大量発生が国の農業の根幹を揺るがす事態は、アフリカにしばしばみられる。作付けした作物を食べつくしてしまうため。
大陸から離れたマダガスカルで、国土(日本より大きい)の半分が特に昨年からバッタ被害に遭っている。独立以後最悪とみられる。その映像が出ているのだが、見ていてもたいへんつらい。食糧危機の状況になっていると、国連食糧機関(FAO)が3月26日に伝えた。
CNN.com: Plague of locusts infests impoverished Madagascar
http://edition.cnn.com/2013/03/27/world/africa/madagascar-locusts
BBC News: Plague of locusts in Madagascar
http://www.bbc.co.uk/news/world-africa-21963429
FAO Media: Madagascar needs more than $41 million to end locust plague
http://www.fao.org/news/story/en/item/173088/icode/
大量発生してしまうしくみを簡単に説明した図付きの記事も。
BBC News: Madagascar hit by 'severe' plague of locusts
http://www.bbc.co.uk/news/world-africa-21955740
長期間継続してしまう可能性があるのが、このバッタ被害の深刻なところ。
国ごとに、どんな自然災害が起きるのかは異なる。地震の仕組みをまったく知らない国の人にとっては、分からないだけに、
『日本はあれだけの科学技術立国なのに、なんで地震への備えはできないの?』
などと、本気で、思ってしまう。
逆に
『バッタでしょ? 害虫なんだったら、なんで駆除しないわけ?』
などと、つい思ってしまいそう。
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