たび日記 2013/06/30
学校での国際教育、交流学習の機会を支援する組織の年次大会を1日からに控え、きのう29日に続き、今日30日も評議員会。
全体のリーダーを Executive Council として選んでいる。今年まではオランダ・スペイン・エジプトの3か国から出ている3人がこの全体リーダーをしてくれているのだが、そのうちの1名、エジプトの方と話したことが、きわめて印象深い。
大統領選を経て選ばれたモルシ氏の政策が、かなり保守性の強いものらしい。
そこまではともかくとして、実はNPOへの政策的な支援が、政変後すべて止まってしまったのだという。現実にはもっと酷いようで、実質的にNPOは活動禁止のような状況だというのだ。
この組織が毎年各国持ち回りで行う世界会議は、エジプトでも2007年に開催された。このときとは活動の幅などが、極端に変わってしまったといえる。
ムバラク氏が民主的に選出されたとは言いがたい状況で政権を続けたのとことなり、モルシ氏は市民も普通投票と感じられる方法で選出されている。しかし本人ははっきりとは言わないが、そのモルシ氏が就いた後の政策が、かなり「ムバラク氏のときにできたことができない」という実感なのだろう。
こういうとき、じゃあどうすればいいのだろうと、考える。
さて、1日からは世界会議。ホテルには今日、続々と参加予定者が集まってきた。
The comments to this entry are closed.
Comments
中東のニュースが
耳に入るたびに、
友達のことを考えてしまいます。
ヨルダンにも、エジプトから
来られた方はたくさんいます。
世界会議、おつかれさまでした。
Posted by: 和 | 2013.07.15 23:28