たび日記 2013/07/03
フィールドワーク。言い換えるとエクスカーション。会議は1日休み。
砂漠を TOYOTA LAND CRUISER で走り回り、短いながらも午後は市街の要所をめぐるツアーに、参加した。
砂漠の広がる地域には、この国の富の源泉、天然ガスの採掘場が点在する。
天然ガスは、産出できてもパイプラインでしか運べなかった。そのところを、日本の千代田化成と日揮が、冷温圧縮した液化天然ガスにしてタンカーに積み、輸出できるようにする手立てを開発して現地に提供した。それをもとに長期の権益を得て、同国の輸出産業にまで仕上げた。これがまさに、カタールの発展の礎である。
…以上は、30日に訪ねた在ドーハ日本国大使館、門司健次郎特命全権大使閣下のお話。こういった「一つの国の繁栄を形作った」とまでいえる協力の意味は、ものすごい。『天然ガスがタンカーで運べるようになった』ことで、この後各国が飛びついたというわけだ。
で、日本はかような実に大きな貢献を果たしたのに、その後実にどん欲さが、無い。そういう印象を強くした。
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