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2014.01.22

ウクライナの「デモ禁止」法令が契機になって騒乱ぎみ

pro-EU 派が押さえつけられるような形になっていたウクライナ(Ukraine)だが、反政府デモ禁止法と呼ばざるを得ない法令がキッカケで、騒乱ぎみのもようである。

BBC: Ukraine crisis: Clashes after thousands defy protest ban
http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-25798320

AFP: ウクライナで反デモ法施行、首都は「戦場の様相」
http://www.afpbb.com/articles/-/3006966/12977641

pro-EU 派(というより非・親ロシア派、というべきか)が率いていた時期の代表的政治家は、編み込んだ髪がトレードマークのようになっている、ティモシェンコ氏(Yulia Tymoshenko)。首相を務めたこともあるがまだ53歳。現在、国内で資源に絡んだ罪に問われている。
一方、現在の親ロシア派、アザロフ氏(Mykola Azarov)は、2010年のティモシェンコ氏からの政権奪還後、弾圧とも呼べそうな圧力を掛けているとみられる。

反政府デモ禁止を謳う法律が1月17日に大統領署名で発効し、決定的な対立が世界にも見えてしまう形に。

BBC: Ukraine's president signs anti-protest bill into law
http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-25771595

キエフの一部で警察との対峙が起きている。

しかし「デモの禁止」ととれる法律は、実態はともかく、あまりにも民主的さを欠くという印象を与えかねない。

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