たび日記 2014/03/16ふたたび
HND-LAX-IADを移動する。羽田を出るときは17日月曜になっていて、到着したら16日日曜、という「-1日」を、初めて体験した。ということで、もう一度3月16日。
ロサンゼルスが到着時のCAのアナウンスでは「摂氏25度」。3月下旬の午後5時で華氏70度って、すごい。
が、次のワシントンがWebによると「摂氏-2度」(ぉぃぉぃ)。華氏30度ほどか。訪問先からも「雪が予想されるから、到着できるのかが心配」と。
このLAX-IADの便が、すごかった。
まずチェックイン時に、久しぶりの「オーバーブッキング」に遭遇した。というよりも、キャンセル待ちをたくさん受け付けるフライト、というべきか。荷物預託の場所で、「1本遅い便に切り替えていただくのをお願いするかもしれません。協力いただける場合USD$200をお支払い致しますが、時間に余裕はありますか?」と訊ねられた。今回は朝6時20分ごろに到着するワシントンで朝9時からミーティングなので、なくなく(笑)「NO」と返事。
なんの深みのある味もしないソーセージドッグ(苦笑)をほおばり、そして搭乗ゲート。
正規出発時刻の1時間以上前だというのに、ビジネス客を中心に整然と搭乗ゲート前に人(多くが男性)が立って、列が出来ていた。搭乗も正規の出発時刻の55分前から開始。
さっきのキャンセル待ちの人のコールが、何度となく掛かるのも聞こえた。
日曜の夜22時41分発の便。4時間47分のフライトなのだが、着いたら3時間時計が進むので、ワシントンは月曜の朝6時28分。
ここで、ふと思った。
『あ、これ、夜行バスや。』
私はいまこの文章を書くために起きているが(笑)、早いタイミングで搭乗ゲートを開けて定時運行の協力を得つつ「席で寝ていてもらう」。離陸のために室内消灯した状態で動き出し、その後もCAが「深夜便のため」とアナウンスして部屋は暗くしたままで飛ぶ。ティーサービスも要らないならば寝っぱなし。
4時間40分ほどという搭乗時間が微妙だが、起きたら、時差のせいとはいえ朝6時台。
私が大変よく使うJRバス関東・西日本JRバスの『ドリーム号』は、たとえばこんな時程。
新宿駅22:30→宝塚駅7:02+1→三ノ宮駅7:55+1
大阪駅22:30→新宿駅6:41+1
似てる(ぉぃ)。
実に男性のビジネスパーソン風が多かった。もしかしたらこの人たち、「深夜バス」感覚で「国内線」に4時間40分ほど搭乗して、週末明けのワシントンDCに「出勤」しているんじゃないかと、かなりの確度でそう思った。
晩22時台のフライトなのにキャンセル待ちのコールが座席数のわりにバンバン掛かるのは、「ごめん、急なんだけど週明け、DCに来てくれよ」と急に呼ばれた人が多数いるとか。
顧みて、この国土の広さや距離や時間感覚に、改めてスケールの大きさを覚えた。
そして、このスケールで「United」している人たちからみれば、最短1時間も掛からずに行ける隣国どうしで小さく騒いでいるのが実にちっぽけというか、「あ、なんか極東ではモメてるのかな? ナントカの居ぬ間に洗濯…」くらいにでも思ってるんじゃないかとか、感じてきた。考えすぎかな。
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