たび日記 2014/03/22
ジャクソンビルから南南東へ行った、セント・オーガスチンという街に出かけた。
40マイル弱(60km)ほど。タクシーで行くこともできるが、わざとコミュニティバスの乗り継ぎで出かけた。景色を見るのが実に楽しい。
セント・オーガスチンはいま、「スペイン人入植450年」と銘打って、盛り上げようとしていた。
入植450年、なのだがNativesにしてみれば「自分たちはずっと前から」居る。8世紀頃からなのだそう。そんなことをやさしく教えてくれるミュージアムがあった。
First Colony: Our Spanish Origins
http://www.flmnh.ufl.edu/index.php/firstcolony/overview/
Florida Museum of Natural History ( University of Florida ) が運営しているそうなのだが、2013年10月リニューアルのこのミュージアムが、今のミュージアムのトレンドをよく抑えていて、とてもよかった。
一番「意識しているなあ」と感じさせたのが、スペイン人入植に関する扱い。とにかくNativesがもともと居たことに、最大限の配慮をしていた。
それだけではない。展示の終わりごろは「未来」を意識させるようなビデオ作品を流していた。
端的に言うと、「スペイン人入植以降、宗教・政治は、スペイン・イギリス・Nativesと対立がみられたかもしれないが、そこで生活する人についていうと、地元で獲れたもの、スペインから輸入したもの、中南米のものを組み合わせて生活していただろう。」と。
「そして今や、もういろいろに交わっていますね」と。
アメリカ古代史が分からない人でも、とても入りやすい展示が印象的だった。
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