カタールでの建築等従事者の過酷な生活環境
自分は2013年に一度訪れたカタール。その時は国際会議場で過ごしたわけだが、建築労働者は違う、というルポ。
FRANCE24: REPORTERS: Worked to death in Qatar for the 2022 World Cup
http://www.france24.com/en/20140328-reporters-2022-world-cup-worked-to-death-qatar-nepal-nepalese-labourers-modern-slavery-football/
カタールはFIFAワールドカップなどを前に多くの建設労働者等が出稼ぎに来ている。この種の労働には、同国の労働者が就くことはあり得ない。だから現在国内に居住する人のうち8割が、国籍を持たないという状況。
が、そのFIFAのカップ準備の取り組みの中でも、暑さや不自然な事故による労働者の死亡事例が多いことが指摘され、準備委員会は環境改善を謳っている。
このルポでは、特にネパールからの出稼ぎ移民のことを伝える。ネパールは自国民による外国からの送金が国の外貨収入のなんと4分の1を占めているとあり、こういった出稼ぎの必要性がこの状況の背後にはあることも伝えている。
多くの若者が実際に死んでしまっているという事実を、この国の人たちは認識している。そして、それでもなお、大きく稼ぐためには次々に若者が向かわざるを得ない状況であることも認識している。
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