マリ北部からの難民の帰還を促そうとする歌手らアーティストのキャラバン
マリは北部が「リビアでうごめいたアルカイダの残党」的イスラム過激派が火を点けたとみられる内戦で、約2年前から近隣国に難民が十万人単位で発生してしまっている。
その難民キャンプを回る、現地有名アーティストのキャラバンが居るというルポ。
FRANCE24: REPORTERS: Mali's peace caravan
http://www.france24.com/en/20140321-reporters-mali-peace-caravan-musicians-sahara-sahel-exile-refugees/
映像は、マリと南に隣接するブルキナファソを巡る彼らを描いていた。
難民キャンプにいる避難民たちに、内戦時に抑えられていた音楽を届けようというわけだが、映像中で伝えられていた彼らのもう一つの役割が、難民らに「マリの再建を」と帰還を促す語りかけをしているということ。
避難民のなかには、戦闘を避けるために越境してその不安から留まっているという、わたしたちが難民として想像しやすいタイプの者がいるだけでなく、内戦当時にその過激派を支援する側の人間として活動してしまい、フランスが制圧したあとの地元に「帰るに帰れない」と考えて帰還を怖がる者もいるようだ。
まだ完全に戦闘が終結したわけではないので、不安も当然。
南部北部の地域、そして宗教も異なるそうだが、一緒になって動いているとのこと。
これらの人に、「帰還して、国のためにチカラを」と呼びかけるアーティストらの言葉は、とてつもない力強さを持っている。
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