根深いナイジェリアの「政府・警察・軍」への信頼感欠如
ひどい趣味のやらせビデオが報道によって伝えられる(2014/May/10)よりもかなり早いタイミングでここに書いた、ナイジェリアの「女子校生200人以上連れ去り」の事件。
ナイジェリア国内のうち反政府勢力が実質的に支配しているエリアにかくまわれているようで、政府軍も場所は抑えたようだが「急襲したら子どもが殺される」との判断で、早急な突入が簡単にはできないという状況、と伝えられる。
ジョナサン(Goodluck Jonathan)大統領も「対テロの闘い」を"full-scale operation"として取り組むと宣言。
The Huffington Post (Reuters): Goodluck Jonathan, Nigeria President, Pledges 'Total War' Against Terrorists
http://www.huffingtonpost.com/2014/05/29/goodluck-jonathan-nigeria-war-against-terrorists_n_5408989.html
ところで、市民からは政府に「ダメだなあ」という視線が当たっている。信頼感がかなり欠如している。
Atlantic Council: Nigerian Government Must Earn the Trust of Local Communities to Find Missing Girls
http://www.atlanticcouncil.org/blogs/new-atlanticist/nigerian-government-must-earn-the-trust-of-local-communities-to-find-missing-girls
だが、その信頼感欠如が立て直されることが、子どもたちの救出、秩序改善にもつながるのだという考えが示されている。
Premium Times Nigeria: How Nigeria Can Defeat Boko Haram
http://www.premiumtimesng.com/opinion/161109-nigeria-can-defeat-boko-haram-bamidele-ademola-olateju.html
犯罪行為は悪、とはじき出す共通認識というか風土が共有されないと、悪がはびこる温床になる。
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