3日夜はAcademedia「写真会議」に出ました。
無料で、しかもVolvicまでもらいました。
が、23時から別の会議があるので、前半で帰りました…。
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今日のテーマ
写真・デジカメについて動向や課題を語る
今日の内容
投稿報告
世界のおもしろ写真系サイト
カメラと写真の現在
デジカメ写真術
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1.投稿報告
位置情報を含む
動画・音声情報を含む(写真だッつーの)
タグ付けができる(2.0っぽい?)
サイズや画質が最適化されている
Photoshopでマスク切り抜きがされた状態になる
時間が経過すると徐々に画像が劣化する
そのときの明かり・温度等をエアコンが設定・ほんとうのマルチメディア(.acon:エアコン)
自分の写真をドラッグ・ドロップできる
写真を撮影するまでにかけた手間の度合いを保存できる(行為を数値化)
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2.写真の未来
もうすでに実現されつつあるよ、というものを。
写真と位置情報
Flickrmap 「Flickrのマップ」
Zonetag Photos(米国のYahoo!さん)
Windows Live Local Virtual Earth(衛星地図を3Dにやってくれる)
写真と認識技術
retrievr(書いたものから絵が出る)
riya.com(写真の中の顔を認識してくれて、検索して自動で見せてくれる)
nthrum.com(撮ったものに関する情報を見せてくれる)
写真とNetwork
wypics(CF対応カメラのアダプタ・CFをネットにとばしてくれる)
写真とメタデータ
photags(いろんな加工ができる。あるソフトを使うと(元画像を変えずに)修正し
てくれる。配布するときはJPEGでOK)
写真とビジネス
scoopt.com撮った写真買い取ります(市民ジャーナリズム系)
写真と環境
ThinkGeek(写真コミュニケーション用ディジタル写真立て・Frickrにファイルを
置くと映し出してくれる)
壁紙を変えてくれるソフト(背景画像がころころ変わるのでアイディアが浮かぶ
かも?)
写真+表現
blogbox.com(写真を加工できるWebサイト)
frickralbum.com(撮った写真を)
comic life(写真をコミック風に)
ipopmyphoto
fastr-a flickr game(撮られた写真をゲームに変えられる)
memry
peekaboom(ネット上の誰かと「この写真は何か」をguessしあう)(ぴーかぶーって、株取引系サービスみたい…)
Photowalks.com(写真の撮り方指南をサービスしてくれる)
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3.カメラと写真の現在
コダックの考える「写真文化」
井手 靖さん(Kodak、マーケティング・コミュニケーション)
写真の楽しみ、
ディジタル時代にKodakがやってきたこと(開発秘話)、等
Casio QV-10 (1995)(世界最初の量産デジタルカメラ)
Kodak BC-40 (1995:同時期)…アメリカでNo.1のデジカメメーカー
写真の楽しみ
写真の本質は、撮る人、観る人のエモーション(感情や情緒)
=「思い出」や、そのほかのもの(プライベートも含む)。
生活者が「いい写真」と思う写真
・いい写真の基準は「雰囲気」
・楽しさ、「っぽさ」といった感情が写し込まれた写真が、いい写真。
・みた目通りにかわいく写っている、等…
「いい写真」を撮りたいという生活者の思いに、応えているか?
デジカメの課題
・「カメラの責任」を減らす開発。
新技術の投入で、「失敗写真」を減らす努力はしているが…
いい写真を撮りたいという思いに、もっと応えられないか?
写真を撮る・観るエモーションに向き合うべき
いい写真、撮れていますか?
なぜ写真をデリートしてしまうのか
感情面の不満
→自分のイメージと違ったとき、自分はデリートする「期待はずれ」
生活者の「期待はずれ写真」
みた目通りでない、写真意図がはずれている
・なんだかわらかない、どこだかわからない
・みたものがきれいに撮れていない(と思う)
・見た目と写真のイメージが少し違う(見た目は「広がり」があるが、写真は
小さくなる。)
そんなデジカメ時代にKodakがやったこと
簡単に撮れること、「写真を楽しめる」カメラ
簡単に観られること
プリントが簡単にできる(ホームプリンタ)
写真に対してきたいしているること
見たままの情景が撮影できること
↓
だから超広角レンズ
みたままに近い情景が撮れる
(人間の眼が捉える画角)35mm・38mmは70度、超広角は90度を目指して。
アーティスティックな写真が撮れる
遠近感が協調される
雑誌などで見る「かっこいい写真」は、広角レンズで撮られていることがほとんど…プロはレンズが違う
手ぶれはふつう1/60あたりからするが、1/24あたりまで耐えられるようにしてきた
写真撮影に対する意識、の「うーん…」
印象的な写真
景色が切れてしまった
建物や風景の全体が入らなかった
全員が入らなかった
開発秘話(23mmのカメラを作った)
小川理さん(Kodak)
V570(デュアルレンズ・焦点距離23mm(他社ならば28mmとかはあるけど))
開発上のハードル(カメラとして収めるために)
販売戦略上「標準ズーム」も必須
超広角から望遠までをカバーするレンズは(そのままやろうとすると)コンパクトのサイズに収まらない
23-115mmをカバーするにはレンズ径・CCDまでの長さ、が長くなる、商品として仕上がらない
超広角と望遠ズームを2つのレンズを両方搭載しちゃえ(コロンブスの卵)
レンズもCCDも2つずつ載せてしまう
目指したこと
どうせなら23mmくらいの「超広角」を。
カメラのデザインを極上にしたい
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4.ひとつ上のデジカメ使い
プロ式デジカメTIPS
石丸諭さん
「ちょっとした」ことで美しく撮れるのではないかと思うことを紹介してゆく
本日の内容
静物を撮るとき
風景を撮るとき
人物・風景を一緒に撮るとき
ひと味違う写真にチャレンジしたいとき
・一歩被写体に近づくと
静物を撮るとき
(1)フラッシュを使わずに撮る
オークション写真など。
自然光で見て美しい状態を、そのまま撮る
手ぶれしないのならその場の光で見て美しい状態で撮る
フラッシュを使わずに撮ると、より質感が出て見える・立体感が出る・柔らかく見える
コンパクトデジカメのときはフラッシュをバウンスさせられない
手ぶれをしないようにする(三脚)、無いときは腕を三脚にする
軽いカメラは手ぶれが起きてしまう、だから最近は手ぶれ防止機能が入る
フラッシュはハレーションが起きる
黒い背景だと、ぜひ自然光で
(例)・お菓子、・花びら、・ナイフ・時計の商品説明写真、
(2)
もしフラッシュを使うなら、正面から撮らない、ティッシュペーパーなどを活用
する
静物や食べ物など
フラッシュをティッシュで隠すとか、半分指でかくしてバランシングするとか
そのときの光で撮ると美しく(思った通りに)撮れる
風景を撮るとき
(1)
空や雲に、露出をあわせるべき
空に露出をあわせてAE(露出オート)ロックすると、雲の表情が撮れる
空で露出あわせしてから、画面を移動して撮る
(2)
夕景や夜景を撮るときはセルフタイマーや三脚を使う
シャッターボタンの遊びや堅さのせいでぶれる
手ぶれ防止にセルフタイマーを使う
人物についてはきれいに撮れるが、背景が飛んでしまう
露出を決めてからフレームを決めてやる
人物・風景を一緒に撮るとき
(1)
さきに風景のフレームを決めて「人間」に動いてもらうべし
風景と一緒に人物を撮るときは、一度撮りたい風景をフレ−ミングしてから、そ
の中に入る順物に
80cm以内は全部ピントがある
(2)
フラッシュを強制発行させるべし
逆行の時は当然オートでもフラッシュが光るが、巡航・半逆行でもフラッシュを
強制発行させると意外ときれい。
風景と人物の光のバランスを考慮すること
人物が暗くなるときは
「超広角」のとき…ひと味違う写真にチャレンジしたいとき
(1)
なるべき近づき、下からあおって撮るべし
目線が変わるので新鮮である
画角が広いので広がって撮れる
怒られるまでは前に出て撮る
(2)
奥行きのある場所を選ぶべし
(3)
縦位置で撮影してみる(縦位置パノラマ)
ひずみ補正をオフにして縦位置で撮れば、遊び的な写真も撮れる
3〜4つやれば、全然違う写真になる
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(後半)
本日のお題
2006年末。あなたはちょっとした思いつきから、今までのデジカメとは一線
を画す新しいカメラを発明してしまった。それは「写真を撮るという行為」のエ
モーショナルな側面に着目していた点が特徴であった。さてそのカメラについて
以下のことを教えてください。
新しいカメラの詳細
そのカメラは、「人は( )されると心が暖かくなったり、感動したり、ど
うしようもなく楽しくなったりする」という心理法則を応用し、さらにネットワー
ク上の( )情報を活用することにより、今まで不可能だった( )を
可能にした。そのカメラの名前はズバリ、( )。
新しいカメラの図解
そのカメラで撮影するときにはどんな画面になるでしょうか。カメラのファイン
ダー(液晶画面)にうつるものを図解してください。
審査基準
新規性
ユニークさ
自分がメディアの人だったら取り上げたいか
グループ時に実際に撮って頂きます
私の文章
そのカメラは、「人は(『命を大切に』等と一般論的にではなく、『僕にとって
きみが大切だ』等と、いわゆる『わたしことば』で話)されると心が暖かくなっ
たり、感動したり、どうしようもなく楽しくなったりする」という心理法則を応
用し、さらにネットワーク上の(blog,webサイト等で撮影者自身が発した文字)
情報を活用することにより、今まで不可能だった(撮影者の意図・メッセージの
自動生成とメタデータとしての自動付与)を可能にした。そのカメラの名前はズ
バリ、(メッセージングディジタルカメラ『pure』)。
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